あなたのサーブを劇的に改善するたった1つのポイント
- 2018.09.01
- コツ
こんにちは。なまけものです。
テニスのプレーの中で、唯一自分から打ち始める「サーブ」。
自分のサービスゲームをとることを「キープ」、リターンゲームをとることを「ブレイク」と呼ぶように、サーブは大きなアドバンテージとして認識されています。
そこで本日は、皆様のサーブ力を向上する、簡単なポイントをご紹介していきます。
強いサーブとは何か?
さて皆さん、「強いサーブ」言い換えるのであれば、試合を有利に進めることができるサーブとは一体どんなサーブなのでしょう?
私の考えでは、「スピードが速い」、「スピン量が多い」サービスです。
スピードが速ければ、相手は自分の打点で打つ時間が短くなりますし、スピン量が多ければ、変化が生まれて高い打点で打たせたり、相手を移動させて打たせたりすることができます。
つまり、リターンの難易度が高くなるのです。
もちろん試合のレベルが上がってくると、スピードやスピンの強弱、コースを組み合わせて相手を崩していきますが、速くて変化するサーブはそれだけで武器になるので、まずは速くてスピン量の多いサーブを覚えることが重要だと考えます。
さて、ではどうすれば速く、スピードのあるサーブを打つことができるのでしょうか?
カギは「身体の使い方」
速く、スピンの効いたサーブを打つためには何が必要なのでしょうか?「筋力」?
もちろんプロレベルになってくるとある程度の筋力も必要かもしれませんが、それよりも即効性があるのが「フォームの改良」つまり「身体の使い方」を見直すことです。
昔、ものすごく筋肉質(細マッチョ!)な方と試合をする機会があったのですが、その人のフォームは、なぜか打つ直前で腕や体幹の動きを止めており、せっかくの勢いを利用せず、腕力だけで打っていました。
「もう少し身体を上手く使えれば、強いサーブが打てそうなのに、、、」と、もったいなく思った記憶があります。
身体の使い方だけでそんなに変わるのか懐疑的な方は、少し試してほしいことがあります。
例えば2Lのペットボトルなどの少し重いものを、「腕を身体の正面に伸ばした状態」と「腕を身体の真横に伸ばした状態」で持ち比べてみてください。
もしくは、何か重いものを押すときに、「膝を曲げない状態」と「膝を曲げた状態」で比較してみてください。
きっと身体にかかる負荷や、出力が変わったことを体感いただけると思います。
強いサーブを打つためのポイントとは?
さて、強いサーブを打つには身体の使い方が重要とお伝えしましたが、具体的にどのようにすれば良いのでしょうか?
あなたのサーブを劇的に改善するポイント、それは「非利き手」で身体の開きをブロックすることです。
イメージとしては下記の図のように、非利き手を胸の前に持ってくる感じです。
ではなぜこれだけでサーブの質が向上するのでしょうか?
「非利き手で身体の開きをブロックする」ことで、せっかく溜めた力を逃がすことなく、腕の振りに生かせるようになります。
(身体が開くと、その方向へ力が分散してしまうので、それを食い止めることで腕の振りが速くなります。)
プロの方のフォームを見ると、まさにこのように身体の開きをブロックされています。
サーブは腕を振って打つプレーですので、サーブの速度やスピン量を増やすには、「腕の振り」を速くすることが重要になってきます。
腕を速く振れれば、その分ボールに勢いを与えることができるので、スピードやスピン量が上がりますよね?
つまり、この腕の振りを速くすることが、サーブ力の向上に寄与してくるのです。
最後に
今回はサーブの改善ポイントについてご紹介しました。
今のフォームから変更するのは難しいと思いますが、試す価値はあると思いますので、ぜひチャレンジしてみてください。
また、サーブは自分から打つ唯一のプレーですし、ちょっとしたずれでミスしてしまう繊細なプレーです。
もし前よりスピードやスピン量が落ちてしまったと感じたときは、是非本日お教えした「非利き手で身体の開きを抑える」ことを思い出してみてください。
もしかしたら、スランプから脱出するきっかけになるかもしれませんよ。
ではでは
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